誤結合防止機構・誤結検知能力試験(コネクタ逆挿入試験)

誤結合防止試験・コネクタ逆挿入試験の受託・委託。誤嵌合防止機能・誤結検知能力を専門評価。JASO D014準拠、三重県フォスターが自動車部品の信頼性試験を全国から受託。

挿抜フィーリング

公開日: 2026年6月5日 / 最終更新日: 2026年7月22日

概要

コネクタ逆挿入試験とは、コネクタを意図的に逆方向や誤った向きで嵌合させようとした際に、誤結合防止機構(ポカヨケ)が正常に機能するかを確認する試験です。
自動車用コネクタでは、誤配線や誤組付けによる重大な故障を防止するため、キー形状やガイド構造、ロック機構などの誤結合防止機構が設けられています。本試験では、それらの機構が適切に働き、誤った嵌合を防止できることを確認します。
また、一部の規格では、誤結合を防止するだけでなく、作業者が誤結合に気付ける構造であるかを評価する誤結合検知能力試験も実施されます。

株式会社フォスターでは、自動車用コネクタ・ワイヤーハーネス・端子を対象とした信頼性評価試験を実施しています。
本ページは、実際のコネクタ評価試験で培った知見をもとに、誤結合防止機構・誤結合検知能力試験の目的や試験方法、評価ポイントを解説しています。試作品評価から量産品の品質保証まで幅広く対応しています。

コネクタ逆挿入試験の目的

本試験では、誤結合防止機構が適切に機能し、安全に組み付けできることを確認します。
主な評価目的は以下のとおりです。

  • 誤結合防止機構(ポカヨケ)の確認
  • キー形状・ガイド形状の評価
  • 誤結合検知能力の評価
  • 組立作業時の安全性確認
  • 設計変更前後の比較評価
  • 品質保証
  • 市場不具合の未然防止

評価項目

評価項目内容
誤結合の有無誤った向きで嵌合できないことを確認
挿入力誤挿入時に過大な荷重が発生しないか
キー形状ガイド・キーによる位置決め性能
ロック状態誤結合時にロックしないことを確認
外観確認ハウジングや端子の損傷有無

試験方法

コネクタを専用治具に固定し、規定された逆方向や誤った嵌合方向から挿入を試みます。
試験では、誤結合が発生しないこと、無理な力を加えなくても正しい向きへ誘導されること、また誤挿入によって端子やハウジングに損傷が発生しないことを確認します。必要に応じて、荷重測定を行い、逆挿入時の荷重特性を評価することも可能です。

  • 万能試験機(オートグラフ) 50㎜/min 150Nまで など
逆挿入

正規の向きでは篏合可能ですが、オスコネクタ、メスコネクタのどちらかを固定し、もう一方を90度、180度、270度など回転させた状態で、押し込んでも勘合しない、電気的な接続が無い事を確認します。  

対応規格

株式会社フォスターでは、お客様仕様や各種コネクタ評価規格に基づいた試験に対応しています。

  • JASO関連規格
  • IEC 60512
  • USCAR-2
  • 自動車メーカー社内規格
  • コネクタメーカー社内規格
  • お客様指定試験条件

※試験条件や評価方法は適用規格やお客様仕様に応じて設定します。

詳細

オス、メスコネクタを外した状態で、どちらか一方を固定し、もう一方を正規篏合向きから、90度、180度、270度など、回転させた状態で、規定速度で、規定荷重をかけた際に篏合しない、或いは、電気的な接続が無い事を確認します。

オートグラフを使って実施いたします。

「人間の作業ミスは必ず起きる」という前提に立ち、それを検知する防壁(検査システムや製品の機構)が100%機能しているかをテストするのが、この「誤結検知能力試験」です。
間違った角度で接続された場合、重大な車両火災やシステム不全に直結するため、事故防止の為に非常に重要な試験です。

注意事項

規定の速度、規定の荷重が存在しますので、規格に合わせ実施下さい。

稀に、180度回転時に、勘合はしないが、若干の挿入は可能な場合がありますので、ご注意下さい。

前後評価

単独試験で、初期品を使用して実施されます。コネクタの変形などが疑われる為、外観検査、シール性の検査、
また、負荷をかけた後に、電気的な接続に異常が無いか抵抗の測定などが行われます。

  • 外観検査
  • 接触抵抗(電圧降下)
  • シール性   ・・・など

株式会社フォスターのコネクタ逆挿入試験サービス

株式会社フォスターでは、自動車用コネクタを中心に、誤結合防止機構・誤結合検知能力試験(コネクタ逆挿入試験)を受託しています。
キー形状やガイド構造、ロック機構などの誤結合防止性能を評価するとともに、必要に応じて逆挿入時の荷重測定や外観確認も実施します。各種規格やお客様仕様に対応し、設計検証から品質保証、不具合解析まで幅広くサポートいたします。

ご依頼から試験実施までの流れ

  1. お問い合わせ・ヒアリング
    対象製品の仕様(極数、サイズ、ピッチなど)や、ご希望の試験規格(JASO D 616など)をお伺いします。
  2. 試験計画のご提案・お見積り
    必要な治具(ジグ)の手配や、スケジュールを含めた最適な試験プランをご提示します。
  3. 試験実施
    20年以上の実績を持つ専門スタッフが、正確な条件で試験を執り行います。
  4. データ集計・レポート納品
    測定データ、グラフ、外観写真などをまとめた試験報告書を速やかに納品いたします。ご希望のフォーマットがあれば、お送りください。そちらに合わせ作成いたします

リードタイム

お問い合わせの当日実施も可能です

※固定の為の治具制作が必要な場合は、設計、部材の手配、制作で2週間ほど時間を要する場合があります

Q&A

Q1. 試験サンプルを準備する際、ダミーのハウジング(樹脂のみ)で試験してもよいですか?
A1. 不可です。必ず「フル極数に端子(ピン)を装入し、電線を圧着した状態」の新品サンプルを使用してください。
ハウジング内部に金属端子があることで、誤挿入時にかかる力に対する樹脂のたわみ方や内部剛性が大きく変わります。樹脂単体で試験を行うと、実態と異なる(強度が弱く出る、または意図しない逃げが生じる)データになってしまいます。


Q2. 試験機での測定時、どのようなモード(設定)で荷重をかけるべきですか?
A2. 電気駆動式の引張圧縮試験機(オートグラフ等)を使用し、規定の「一定速度」で荷重をかけます。
USCAR-2等の規格では、押し込み速度(例:50mm/minなど)が指定されています。手作業や落下衝撃のような急激な力をかけると樹脂の挙動が変わるため、速度管理の徹底が必要です。


Q3. 試験データの提出フォーマット(Excel、PDFなど)はどうなりますか?
A3. 測定データ、グラフ、外観写真などをまとめた、弊社フォーマットの試験報告書にて提出させていただきます。ご指定のフォーマットがある場合は、事前にご相談ください。

料金体系

  • 基本料金 :6000円~(税抜き) 万能試験機(オートグラフ)装置代含む
  • 報告書、データが必要な場合は、別途ご相談ください
  • 治具制作はオプションとなります。別途、期間も必要な為、ご相談ください

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「急ぎで不具合の原因調査を行いたい」「治具の作製から丸投げしたい」など、柔軟に対応いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。


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よくある質問(FAQ)

Q. この試験の費用はいくらですか?

費用はサンプルの種類・数量・試験条件によって異なります。詳細はお問い合わせフォームまたはお電話にてお気軽にご相談ください。

Q. 試験の所要時間はどのくらいですか?

試験内容やサンプルの状態によって異なります。お見積り時に目安の納期をご案内いたします。

Q. どのような規格に対応していますか?

JIS規格をはじめ、IEC・MIL等の各種規格に対応しています。ご依頼時に対応規格をお知らせください。

Q. 試験結果はどのような形式で受け取れますか?

試験成績書(レポート)として発行いたします。必要に応じてPDFまたは紙での納品が可能です。

Q. 依頼方法を教えてください。

当サイトのお問い合わせフォームまたはお電話(平日9:00〜17:00)にてご相談ください。サンプル送付先や詳細な試験条件についてご案内いたします。

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株式会社フォスターについて

株式会社フォスターは、自動車部品(コネクタ・ワイヤーハーネス・圧着端子)を中心とした受託試験・信頼性評価を行っております。 環境試験、電気特性試験、機械的特性試験、不具合解析など幅広い評価に対応し、お客様の開発・品質保証をサポートいたします。

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