シール性

シール性試験の受託・委託。コネクタ・防水部品のシール性能・気密性を専門評価。IP規格対応、自動車部品の防水信頼性評価なら三重県フォスター。全国から受託、見積り無料。

公開日: 2026年6月9日 / 最終更新日: 2026年6月9日

概要

車載コネクターのシール性試験とは、コネクター内部(端子部)への浸水を防ぐ「密閉性能」を評価する試験です。

ゴムパッキン(シリコンシール)、ワイヤーシールの設計妥当性や、経年劣化後の防水維持力を確かめるために実施されます。


規格

  • JIS C 60068-2-18;(対応国際規格:IEC 60068-2-18)は、電気・電子製品の環境試験(信頼性評価)における「耐水性試験(防水試験)方法及び指針」を定めた標準規格です。
  • JASO D 616 6.25;「耐シール性試験(環境試験後の密閉性評価)」
  • 各 自動車 カーメーカー規格       など

詳細

  1. サンプルの密封処理
    • コネクターを正規の状態に完全に嵌合(かんごう:結合)させます。
    • コネクターの内部に空気を送り込めるよう、電線側(またはチューブ取付加工)から内部へ空気チューブを気密を保って接続します。
  2. 水槽への浸漬
    • チューブを繋いだコネクターを水中に完全に沈めます
  3. 空気圧の印加
    • チューブからコネクター内部へ段階的に圧縮空気を送り込みます。
    • 基準となる圧力(例:10kPa〜)から印加して10kPaずつ圧力を上昇させます。
      各ステップ毎に30秒間圧力を保持します。規定圧力まで実施して(例:200kPa)試験終了です。
  4. 気泡の目視確認
    • 圧力をかけている間、コネクターの嵌合部や電線の隙間(ゴムシールの隙間)から「ぷくぷくと気泡(漏れ)が発生しないか」を試験員が目視で確認します。

目的

コネクタの防水性を確認します。

サーマルショック:-40℃⇔125℃などの急激な温度変化で、ゴムシールの硬化や変形を促した後の防水性は確保されているか。

温度高湿サイクル:湿度90%以上の環境下で、ゴムが水分を吸ってふやけた(膨潤した)後の防水性は確保されているか。

電線揺動(振動)試験:走行中の振動で激しく揺さぶられたときも防水性は確保されているかを確認します。

注意事項

シール性試験は防水性の試験ですが、高圧洗浄試験や、IP試験とはまた別の試験となります。
サンプルを水没させ、サンプル自体に圧縮空気を入力します。(或いは、サンプル内部を負圧とする)

電線を引っ張った状態で実施する場合があります。
各規格をご確認ください。

前後評価

上記、温度や湿度、振動などの耐久試験と組み合わせて実施される事が多いです。耐久後の確認、評価項目として、
基本的には全ての試験において評価シーケンスの中で実施します。

ご依頼から試験実施までの流れ

  1. お問い合わせ・ヒアリング
    対象製品の仕様(極数、サイズ、ピッチなど)や、ご希望の試験規格(JASO D 616など)をお伺いします。
  2. 試験計画のご提案・お見積り
    必要な治具(ジグ)の手配や、スケジュールを含めた最適な試験プランをご提示します。
  3. 試験実施
    15年以上の実績を持つ専門スタッフが、正確な条件で試験を執り行います。
  4. データ集計・レポート納品
    測定データ、グラフ、外観写真などをまとめた試験報告書を速やかに納品いたします。ご希望のフォーマットがあれば、お送りください。そちらに合わせ作成いたします

リードタイム

サンプルの気密性を確保をしたまま、圧縮空気を入れるための加工が必要となります。
多くの場合は、電線末端や、サンプルに穴をあけてチューブを挿入するなどの加工が必要となり、
2日程度の時間を要します。

Q&A

Q1. 試験サンプルの持ち込み(郵送)での対応は可能ですか?
A1. はい、持ち込み・郵送ともに対応可能です。


Q2. 規格外の特殊な条件(自社社内規格など)での試験はお願いできますか?
A2. はい、対応可能です。規格の指定がない場合でも、試験条件(荷重や回数など)をご指定いただければ、条件に合わせて試験を実施いたします。


Q3. 試験データの提出フォーマット(Excel、PDFなど)はどうなりますか?
A3. 測定データ、グラフ、外観写真などをまとめた、弊社フォーマットの試験報告書にて提出させていただきます。ご指定のフォーマットがある場合は、事前にご相談ください。

料金体系

  • 基本料金 :6000円~(税抜き) 
  • 治具制作はオプションとなります。別途、期間も必要な為、ご相談ください

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「急ぎで不具合の原因調査を行いたい」「治具の作製から丸投げしたい」など、柔軟に対応いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。


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よくある質問(FAQ)

Q. この試験の費用はいくらですか?

費用はサンプルの種類・数量・試験条件によって異なります。詳細はお問い合わせフォームまたはお電話にてお気軽にご相談ください。

Q. 試験の所要時間はどのくらいですか?

試験内容やサンプルの状態によって異なります。お見積り時に目安の納期をご案内いたします。

Q. どのような規格に対応していますか?

JIS規格をはじめ、IEC・MIL等の各種規格に対応しています。ご依頼時に対応規格をお知らせください。

Q. 試験結果はどのような形式で受け取れますか?

試験成績書(レポート)として発行いたします。必要に応じてPDFまたは紙での納品が可能です。

Q. 依頼方法を教えてください。

当サイトのお問い合わせフォームまたはお電話(平日9:00〜17:00)にてご相談ください。サンプル送付先や詳細な試験条件についてご案内いたします。


株式会社フォスターについて

株式会社フォスターは、20年以上にわたりコネクタ評価・環境試験・信頼性評価に携わり、自動車・電子部品分野を中心とした受託試験を行っています。本ページは、20年以上にわたる受託試験の実績と技術的知見をもとに作成しています。