恒温恒湿試験とは
恒温恒湿試験とは、一定の温度・湿度環境に試験品を保持し、高温多湿環境による性能変化や耐久性を評価する環境試験です。
自動車用コネクタやワイヤーハーネスは、高温・高湿環境にさらされることで、金属部の腐食や樹脂材料の劣化、絶縁性能の低下などが発生する可能性があります。恒温恒湿試験では、恒温恒湿槽を用いて実使用環境や加速環境を再現し、製品の長期信頼性を評価します。
試験条件の代表例(参考)
代表時間 500・1000時間
※一般的な代表例です。実際はお客様のご指定規格・条件に合わせて実施します。
株式会社フォスターでは、自動車用コネクタ・ワイヤーハーネス・端子を対象とした各種環境試験・信頼性評価試験を実施しています。
本ページは、自動車部品の環境試験で培った経験をもとに、恒温恒湿試験の目的や評価項目、試験時のポイントについて解説しています。
お客様仕様や各種規格に基づく受託試験にも対応しています。
恒温恒湿試験の目的
高温・高湿環境が製品に与える影響を確認し、長期間使用した場合の信頼性を評価します。
主な目的は以下のとおりです。
- 高温高湿環境での耐久性評価
- 絶縁性能の確認
- 接触抵抗の変化確認
- 金属部の腐食評価
- 樹脂材料の耐久性確認
- シール性能の評価
- 長期信頼性の確認
評価対象
株式会社フォスターでは、以下のような製品の恒温恒湿試験に対応しています。
- 自動車用コネクタ
- ワイヤーハーネス
- 圧着端子
- 高電圧コネクタ
- バスバー
- センサ
- 各種電子・電気部品
主な試験条件
試験条件は規格やお客様仕様により異なります。
| 項目 | 代表例 |
|---|---|
| 温度 | 40℃、60℃、85℃など |
| 湿度 | 85%RH、90%RH、95%RHなど |
| 試験時間 | 96時間、240時間、500時間、1000時間など |
| 試験環境 | 恒温恒湿槽 |
| 通電 | 無通電または通電状態(仕様による) |

※実際の試験条件は適用規格やお客様仕様に従います。
試験後の主な評価項目
恒温恒湿試験後には、試験目的に応じて各種評価を実施します。
恒温恒湿試験で確認できる不具合
高温多湿環境では、次のような不具合が発生することがあります。
- 金属部の腐食
- めっきの変色・劣化
- 接触抵抗の増加
- 絶縁抵抗の低下
- 樹脂の変形・劣化
- シール材の劣化
- 水分浸入による性能低下
- 電気特性の変化
恒温恒湿試験とHAST試験の違い
どちらも高温・高湿環境で信頼性を評価する試験ですが、試験条件が異なります。
| 項目 | 恒温恒湿試験 | HAST試験 |
|---|---|---|
| 圧力 | 大気圧 | 加圧 |
| 温度 | 一般的に40~85℃程度 | 一般的に110~130℃程度 |
| 湿度 | 高湿度環境 | 飽和水蒸気環境 |
| 主な目的 | 実使用環境・耐久評価 | 劣化の加速評価 |
HAST試験は短期間で劣化を促進する加速試験であるのに対し、恒温恒湿試験は実使用環境に近い条件で長期耐久性を評価する試験として用いられます。
主な適用規格
株式会社フォスターでは、お客様仕様や各種規格に基づいた恒温恒湿試験に対応しています。
- JASO規格
- JIS規格
- IEC規格
- ISO規格
- USCAR規格
- 自動車メーカー規格
- コネクタメーカー規格
このような場合におすすめです
- 高温多湿環境での耐久性を確認したい
- 絶縁性能の変化を評価したい
- 腐食や接触抵抗の変化を確認したい
- シール性能を評価したい
- 規格適合試験を実施したい
- 市場不具合の再現試験を行いたい
フォスターが選ばれる理由
- 全国からのご相談・ご依頼に対応
- 自動車用コネクタ評価の豊富な実績
- 電気・機械・環境試験を一括で対応
- 試験前準備から試験後評価・解析までワンストップ対応
- JASO・IEC・ISO・USCARなど各種規格に対応
- 試作品から量産品まで柔軟に対応
株式会社フォスターの恒温恒湿試験サービス
株式会社フォスターでは、自動車用コネクタやワイヤーハーネスを対象に、恒温恒湿試験を受託しています。
恒温恒湿槽による環境試験に加え、試験後の電気特性・機械特性評価、不具合解析まで一貫して対応いたします。
JASO、JIS、IEC、ISO、USCARなどの各種規格や、お客様仕様に基づく試験にも対応可能です。
ご依頼から試験実施までの流れ
- お問い合わせ・ヒアリング
試験品仕様・試験条件・判定基準をご確認します。 - お見積り・試験計画提案
最適な試験方法と費用をご提示します。 - 試験実施
20年以上の実績を持つ専門スタッフが正確に実施します。 - レポート納品
測定データ・グラフ・写真を含む試験報告書を納品します。
料金体系
試験条件・時間・サンプル数によって異なります。詳細はお問い合わせください。
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よくある質問(FAQ)
Q. この試験の費用はいくらですか?
費用は試験温度・湿度条件、保持時間、サンプル数量によって異なります。詳細はお問い合わせフォームまたはお電話にてお気軽にご相談ください。
Q. 試験の所要時間はどのくらいですか?
保持時間(96時間〜1000時間等)によって異なります。長時間試験の場合は事前にスケジュールをご相談ください。
Q. どのような規格に対応していますか?
JIS規格をはじめ、IEC・MIL等の各種規格に対応しています。ご依頼時に対応規格をお知らせください。
Q. 試験結果はどのような形式で受け取れますか?
試験成績書(レポート)として発行いたします。必要に応じてPDFまたは紙での納品が可能です。
Q. 依頼方法を教えてください。
当サイトのお問い合わせフォームまたはお電話(平日9:00〜17:00)にてご相談ください。サンプル送付先や詳細な試験条件についてご案内いたします。
Q. 恒温恒湿試験とPCT(プレッシャークッカー試験)はどう違いますか?
恒温恒湿試験は大気圧下で温度・湿度を一定に保持する試験であるのに対し、PCTは加圧した高温高湿環境でより短時間に厳しい加速評価を行う試験です。評価したい劣化モードや規格要求に応じて使い分けます。
Q. 試験条件は自由に設定できますか?
はい、温度・湿度・保持時間はお客様のご要望や規格に応じて柔軟に設定可能です。IEC 60068-2-78やJASO規格等の標準条件のほか、独自条件でのご依頼にも対応いたします。
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株式会社フォスターについて
株式会社フォスターは、自動車部品(コネクタ・ワイヤーハーネス・圧着端子)を中心とした受託試験・信頼性評価を行っております。 環境試験、電気特性試験、機械的特性試験、不具合解析など幅広い評価に対応し、お客様の開発・品質保証をサポートいたします。
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技術担当者が目的や条件を確認し、最適な試験方法をご提案いたします。
