サーマルショック・熱衝撃試験

コネクタ・はんだ接合の冷熱ストレス耐性を専門評価。JASO D616・IEC 60068-2-14対応。
サーマルショック・熱衝撃試験の受託・委託。フォスターは全国受託対応。

公開日: 2026年6月15日 / 最終更新日: 2026年7月24日

試験条件の代表例(参考)

気相式。代表:-40℃⇔+125℃ 各30分(JIS C 60068-2-14)
代表サイクル数 100・300・500・1000

※一般的な代表例です。実際はお客様のご指定規格・条件に合わせて実施します。

概要

サーマルショック試験(熱衝撃試験)は、高温環境と低温環境を短時間で繰り返し切り替え、急激な温度変化に対する製品の耐久性や信頼性を評価する環境試験です。
自動車用コネクタやワイヤーハーネスは、エンジンルームや車体外部など、急激な温度変化を受ける環境で使用されます。熱膨張率の異なる材料が組み合わさることで内部応力が発生し、樹脂の割れやシール部の損傷、接触不良などが生じる場合があります。
サーマルショック試験では、このような実使用環境を短期間で再現し、製品の信頼性を確認します。

株式会社フォスターでは、自動車用コネクタ・ワイヤーハーネス・端子を対象とした各種環境試験・信頼性評価試験を実施しています。
本ページは、自動車部品の評価試験で培った経験をもとに、サーマルショック試験の目的や評価項目、試験時のポイントについて解説しています。お客様仕様や各種規格に基づく試験にも対応しています。


サーマルショック試験の目的

急激な温度変化による製品への影響を評価し、長期信頼性を確認します。
主な目的は以下のとおりです。

  • 急激な温度変化への耐久性評価
  • 樹脂部品の割れ・変形確認
  • 接触部の信頼性確認
  • シール性能の確認
  • はんだ接合部の健全性評価
  • 異種材料の熱膨張差による影響評価
  • 長期耐久性の確認

主な試験条件

試験条件は規格やお客様仕様によって異なります。

項目例
高温側+85℃、+125℃、+150℃など
低温側-40℃、-55℃など
保持時間15~60分程度
移動時間数十秒~数分
サイクル数100~1000サイクル以上
試験方法二槽式・三槽式サーマルショック装置
恒温恒湿槽が3台並べられている様子

※実際の試験条件は適用規格に従います。

注意事項

試験中にサンプルが結露・氷結する場合があり、それによるリーク電流の発生など、純粋な熱応力以外の影響が出ないよう設置方法に配慮が必要です。
多ピンコネクタや、太い電線(高圧ハーネスなど)は熱容量が大きいため、サンプル自体が規定温度に達するまでの時間(ばく露時間)を事前に計算・設定する必要があります。付属する治具がある場合も同じく、治具の熱容量にご注意下さい。

通電監視を行う場合、試験機外部へ配線を引き出すため電線の選定などが必要となります。
取付け加工や、ロガー、電源器の設置など、作業は当社で対応可能です。


試験後の主な評価項目

試験後には、用途や規格に応じて各種性能を確認します。


サーマルショック試験で確認できる不具合

急激な温度変化により、以下のような不具合を確認できます。

  • 樹脂の割れ・クラック
  • 樹脂と金属の剥離
  • シール材の損傷
  • はんだ接合部のクラック
  • 接触抵抗の増加
  • めっきの劣化
  • 内部応力による変形
  • 絶縁性能の低下

サーマルショック試験と温度サイクル試験の違い

どちらも温度変化を繰り返す環境試験ですが、目的や温度変化の方法が異なります。

項目サーマルショック試験温度サイクル試験
温度変化急激緩やか
方法高温槽と低温槽を短時間で移動恒温槽内で温度を徐々に変化
主な評価熱衝撃への耐性温度変化の繰り返し耐久性
主な対象樹脂・金属接合部、電子部品コネクタ、ハーネス、電子部品全般

サーマルショック試験は、急激な温度変化による熱応力を評価したい場合に適しています。


主な適用規格

株式会社フォスターでは、お客様仕様や各種規格に基づいた試験に対応しています。

  • JASO規格
  • IEC規格
  • ISO規格
  • USCAR規格
  • MIL規格
  • 自動車メーカー規格
  • コネクタメーカー規格


株式会社フォスターのサーマルショック試験サービス

株式会社フォスターでは、自動車用コネクタやワイヤーハーネスを対象に、サーマルショック・熱衝撃試験を受託しています。急激な温度変化による環境負荷を再現し、試験後の電気特性・機械特性評価、不具合解析まで一貫して対応いたします。JASO、IEC、ISO、USCARなどの各種規格や、お客様仕様に基づく試験にも対応可能です。


ご依頼から試験実施までの流れ

  1. お問い合わせ・ヒアリング
    製品仕様(極数、防水性)や試験条件(温度、サイクル、規格)を確認。
  2. 試験計画のご提案・お見積り
    必要な治具(ジグ)の手配や、スケジュールを含めた最適な試験プランをご提示します。
  3. 試験実施
    20年以上の実績を持つ専門スタッフが、正確な条件で試験を執り行います。
  4. データ集計・レポート納品
    測定データ、グラフ、外観写真などをまとめた試験報告書を速やかに納品いたします。ご希望のフォーマットがあれば、お送りください。そちらに合わせ作成いたします

リードタイム

サンプル受領後、即日開始可能(空き状況による)。
専用治具・配線基板が必要な場合は2〜3週間程度。
プラス耐久条件の時間、サイクル数分の時間が必要になります。

Q&A

Q1. 試験サンプルの持ち込み(郵送)での対応は可能ですか?
A1. はい、持ち込み・郵送ともに対応可能です。


Q2. 自動車メーカー独自の特殊な温度プログラム、サイクル数にも対応できますか?
A2. はい、対応可能です。規格の指定がない場合でも、試験条件(高温条件、低温条件、サイクル時間、回数)をご指定いただければ、条件に合わせて試験を実施いたします。


Q3. 試験データの提出フォーマット(Excel、PDFなど)はどうなりますか?
A3. 測定データ、グラフ、外観写真などをまとめた、弊社フォーマットの試験報告書にて提出させていただきます。ご指定のフォーマットがある場合は、事前にご相談ください。

料金体系

  • 基本料金 :30,000円~(税抜き)サイクル数、装置占有時間による
  • 報告書、データが必要な場合は、ご相談ください

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「指定規格のサイクル数で急ぎ評価したい」「試験中のモニターをしたい」など、柔軟に対応いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。


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よくある質問(FAQ)

Q. この試験の費用はいくらですか?

費用はサンプルの種類・数量・試験条件によって異なります。詳細はお問い合わせフォームまたはお電話にてお気軽にご相談ください。

Q. 試験の所要時間はどのくらいですか?

試験内容やサンプルの状態によって異なります。お見積り時に目安の納期をご案内いたします。

Q. どのような規格に対応していますか?

JIS規格をはじめ、IEC・MIL等の各種規格に対応しています。ご依頼時に対応規格をお知らせください。

Q. 試験結果はどのような形式で受け取れますか?

試験成績書(レポート)として発行いたします。必要に応じてPDFまたは紙での納品が可能です。

Q. 依頼方法を教えてください。

当サイトのお問い合わせフォームまたはお電話(平日9:00〜17:00)にてご相談ください。サンプル送付先や詳細な試験条件についてご案内いたします。

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株式会社フォスターについて

株式会社フォスターは、自動車部品(コネクタ・ワイヤーハーネス・圧着端子)を中心とした受託試験・信頼性評価を行っております。 環境試験、電気特性試験、機械的特性試験、不具合解析など幅広い評価に対応し、お客様の開発・品質保証をサポートいたします。

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