耐湿性試験(耐湿放置・高温高湿定常試験)

コネクタ・端子の高温高湿環境での絶縁劣化を専門評価。
耐湿性試験(高温高湿定常試験)の受託・委託。JASO D014・IEC 60068-2-78対応。
フォスターは全国受託対応。

恒温恒湿槽が3台並べられている様子

公開日: 2026年6月15日 / 最終更新日: 2026年7月24日

試験条件の代表例(参考)

代表:40℃・90〜93%RH/85℃・85%RH(JIS C 60068-2-78 ほか)
代表時間 500・1000時間

※一般的な代表例です。実際はお客様のご指定規格・条件に合わせて実施します。

概要

耐湿性試験(耐湿放置試験・高温高湿定常試験)は、高温・高湿環境に試験品を一定時間保持し、湿気による性能変化や耐久性を評価する環境試験です。自動車用コネクタやワイヤーハーネスは、雨天や結露、高温多湿地域などの環境で使用されます。湿気が内部へ浸入すると、金属部の腐食や接触抵抗の増加、絶縁性能の低下などが発生する場合があります。
耐湿性試験では、こうした使用環境を再現し、製品の耐湿性能や長期信頼性を評価します。

株式会社フォスターでは、自動車用コネクタ・ワイヤーハーネス・端子を対象とした各種環境試験・信頼性評価試験を実施しています。
本ページは、自動車部品の耐湿評価や環境試験の経験をもとに、耐湿性試験の目的や評価項目、試験時のポイントについて解説しています。
JASO、IEC、ISO、USCARなどの各種規格や、お客様仕様に基づく受託試験にも対応しています。


耐湿性試験の目的

湿気による影響を評価し、製品が長期間安定した性能を維持できることを確認します。
主な評価目的は次のとおりです。

  • 耐湿性能の確認
  • 金属部の腐食評価
  • 接触抵抗の変化確認
  • 絶縁性能の確認
  • シール性能の確認
  • 樹脂・ゴム材料の耐久性評価
  • 長期信頼性の確認


主な試験条件

試験条件は規格やお客様仕様によって異なります。

項目代表例
温度40℃、60℃、85℃
湿度85%RH、90%RH、95%RH
試験時間96時間、240時間、500時間、1000時間
試験設備恒温恒湿槽
通電無通電または通電(仕様による)
恒温恒湿槽が3台並べられている様子

※実際の試験条件は適用規格やお客様仕様に従います。

注意事項

投入時の結露防止:試験開始時(槽内の昇温・加湿時)にサンプル表面に結露が発生すると、純粋な「定常湿気」以外のストレスがかかってしまうため、まず温度を上げてから湿度を投入するなど、制御手順に配慮が必要です。

電線の吸水(毛細管現象):ハーネスの端末(切り口)が槽内にある場合、そこから電線の芯線(銅線)、被覆を伝って水が浸入することがあります。必要に応じて端末のシール(防水処理)が必要です。

電線取付け加工や、端部の防水処理、ロガー、電源器の設置など、作業は当社で対応可能です。


試験後の主な評価項目

耐湿性試験後には、試験目的に応じて各種評価を実施します。


耐湿性試験で確認できる不具合

高温・高湿環境では、次のような不具合が発生することがあります。

  • 金属部の腐食
  • めっきの変色・酸化
  • 接触抵抗の増加
  • 絶縁抵抗の低下
  • 樹脂の吸湿による寸法変化
  • シール材の劣化
  • 接点部の導通不良
  • 結露による電気特性の変化

耐湿性試験と恒温恒湿試験の違い

「耐湿性試験」と「恒温恒湿試験」は混同されることがありますが、一般的には次のような違いがあります。

項目耐湿性試験恒温恒湿試験
主な目的湿気による耐久性評価温度・湿度環境の再現
評価内容腐食・絶縁・接触信頼性環境条件下での性能変化
試験設備恒温恒湿槽恒温恒湿槽

実際には同じ設備・試験条件を使用することも多く、「耐湿性を評価するために恒温恒湿試験を実施する」という関係になります。


主な適用規格

株式会社フォスターでは、お客様仕様や各種規格に基づいた耐湿性試験に対応しています。

  • JASO規格
  • JIS規格
  • IEC規格
  • ISO規格
  • USCAR規格
  • 自動車メーカー規格
  • コネクタメーカー規格

このような場合におすすめです

  • 高温多湿環境での耐久性を確認したい
  • 腐食や接触不良の発生を評価したい
  • 絶縁性能の変化を確認したい
  • シール性能を評価したい
  • 規格適合試験を実施したい
  • 市場不具合の再現試験を行いたい

フォスターが選ばれる理由

  • 全国からのご相談・ご依頼に対応
  • 自動車用コネクタ評価の豊富な実績
  • 電気・機械・環境試験を一括対応
  • 試験前準備から評価・解析までワンストップ対応
  • JASO・IEC・ISO・USCARなど各種規格に対応
  • 試作品から量産品まで柔軟に対応

株式会社フォスターの耐湿性試験サービス

株式会社フォスターでは、自動車用コネクタやワイヤーハーネスを対象に、耐湿性試験(耐湿放置・高温高湿定常試験)を受託しています。
恒温恒湿槽による評価に加え、試験後の電気特性・機械特性評価、不具合解析まで一貫して対応いたします。
JASO、JIS、IEC、ISO、USCARなどの各種規格や、お客様仕様に基づく試験にも対応可能です。


ご依頼から試験実施までの流れ

  1. お問い合わせ・ヒアリング
    製品仕様、ご希望の温度・湿度条件、試験時間、通電(負荷)の有無を確認します。
  2. 試験計画のご提案・お見積り
    必要な治具(ジグ)の手配や、スケジュールを含めた最適な試験プランをご提示します。
  3. 試験実施
    20年以上の実績を持つ専門スタッフが、正確な条件で試験を執り行います。
  4. データ集計・レポート納品
    測定データ、グラフ、外観写真などをまとめた試験報告書を速やかに納品いたします。ご希望のフォーマットがあれば、お送りください。そちらに合わせ作成いたします

リードタイム

サンプル受領後、即日開始可能(空き状況による)。

サンプルの加工が必要な場合、1週間ほど

プラス耐久条件の時間、サイクル数分の時間が必要になります。

Q&A

Q1. 1000時間を超えるような、数ヶ月におよぶ長期の耐湿試験でも受託可能ですか?
A1. はい、対応可能です。恒温恒湿槽は長期連続運転の場合、試験中に霜取り(デフロスト)の対応が必要になる場合がございます。


Q2. 試験中に、定期的に(例えば100時間ごとに)サンプルを一度取り出して、抵抗値を測定することはできますか?
A2. はい、対応可能です(中間測定)。ただし、サンプルの取り出しによって槽内の環境が一時的に変化するため、あらかじめ取り出しのタイミングや手順を試験計画にて取り決めさせていただきます。


Q3. 通電しながら耐湿試験を行いたい(耐湿負荷試験)のですが、電源機器などの用意は必要ですか?
A3. いいえ、原則不要です。当社で保有する電源機器およびデータロガーを使用し、規定の電圧を印加しながらリーク電流や絶縁抵抗の挙動を計測いたします。
支給可能な場合は、費用を下げる事が可能な場合も御座いますので、ご相談下さい。

料金体系

  • 基本料金 :30,000円~(税抜き)サイクル数、装置占有時間による
  • 報告書、データが必要な場合は、ご相談ください

耐湿性試験に関するご相談・お見積りはこちら

「車載用の厳しい85℃/85%条件で1000時間評価したい」「通電中のリーク電流を監視したい」など、柔軟に対応いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。


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よくある質問(FAQ)

Q. この試験の費用はいくらですか?

費用はサンプルの種類・数量・試験条件によって異なります。詳細はお問い合わせフォームまたはお電話にてお気軽にご相談ください。

Q. 試験の所要時間はどのくらいですか?

試験内容やサンプルの状態によって異なります。お見積り時に目安の納期をご案内いたします。

Q. どのような規格に対応していますか?

JIS規格をはじめ、IEC・MIL等の各種規格に対応しています。ご依頼時に対応規格をお知らせください。

Q. 試験結果はどのような形式で受け取れますか?

試験成績書(レポート)として発行いたします。必要に応じてPDFまたは紙での納品が可能です。

Q. 依頼方法を教えてください。

当サイトのお問い合わせフォームまたはお電話(平日9:00〜17:00)にてご相談ください。サンプル送付先や詳細な試験条件についてご案内いたします。

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株式会社フォスターについて

株式会社フォスターは、自動車部品(コネクタ・ワイヤーハーネス・圧着端子)を中心とした受託試験・信頼性評価を行っております。 環境試験、電気特性試験、機械的特性試験、不具合解析など幅広い評価に対応し、お客様の開発・品質保証をサポートいたします。

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技術担当者が目的や条件を確認し、最適な試験方法をご提案いたします。

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