公開日: 2026年6月15日 / 最終更新日: 2026年7月24日
試験条件の代表例(参考)
代表サイクル数 5・10・20サイクル
※一般的な代表例です。実際はお客様のご指定規格・条件に合わせて実施します。
温湿度サイクル試験とは
温湿度サイクル試験とは、温度と湿度を一定のサイクルで繰り返し変化させ、製品の耐久性や信頼性を評価する環境試験です。
自動車用コネクタやワイヤーハーネスは、昼夜の温度変化や降雨、結露、高温多湿など、実際の使用環境では温度と湿度が同時に変化する条件にさらされます。温湿度サイクル試験では、こうした環境を恒温恒湿槽で再現し、電気特性や機械的性能、耐久性への影響を確認します。
一定条件を保持する恒温恒湿試験と比べ、より実使用環境に近い条件で評価できることが特徴です。
株式会社フォスターでは、自動車用コネクタ・ワイヤーハーネス・端子を対象とした各種環境試験・信頼性評価試験を実施しています。
本ページは、自動車部品の環境試験で培った経験をもとに、温湿度サイクル試験の目的や評価項目、試験のポイントについて解説しています。
JASO、IEC、ISO、USCARなどの各種規格や、お客様仕様に基づく受託試験にも対応しています。
温湿度サイクル試験の目的
温度と湿度の繰り返し変化による影響を評価し、実使用環境における長期信頼性を確認します。
主な評価目的は以下のとおりです。
- 温湿度変化に対する耐久性評価
- 結露による影響の確認
- 接触抵抗の変化評価
- 絶縁性能の確認
- 腐食の発生状況確認
- シール性能の評価
- 長期信頼性の確認
主な試験条件
試験条件は規格やお客様仕様によって異なります。
| 項目 | 代表例 |
|---|---|
| 温度範囲 | -40℃~85℃、-40℃~105℃など |
| 湿度 | 30~95%RH(試験条件による) |
| サイクル数 | 数十~数百サイクル |
| 保持時間 | 各温湿度条件で30分~数時間 |
| 試験設備 | 恒温恒湿槽 |
| 通電 | 無通電または通電(仕様による) |

※試験条件は適用規格やお客様仕様に従って設定します。
注意事項
防水サンプルと、非防水サンプルで投入形状にご注意ください。
防水サンプルはそのまま投入可能ですが、非防水サンプルをそのまま入れる場合は、結露の影響にご注意ください。
リーク計測を行う場合、水分による電気的短絡の危険がある場合に、注意が必要です。
リーク測定線の取付け加工や、ロガー、電源器の設置など、作業は当社で対応可能です。
試験後の主な評価項目
温湿度サイクル試験後には、試験目的に応じて各種評価を実施します。
温湿度サイクル試験で確認できる不具合
温度と湿度を繰り返し変化させることで、次のような不具合を確認できます。
- 金属部の腐食
- めっきの劣化
- 接触抵抗の増加
- 絶縁抵抗の低下
- 結露による導通不良
- シール部からの水分浸入
- 樹脂の膨張・収縮による変形
- 接合部の劣化
温湿度サイクル試験と恒温恒湿試験の違い
どちらも温度と湿度を制御する環境試験ですが、試験方法と目的が異なります。
| 項目 | 温湿度サイクル試験 | 恒温恒湿試験 |
|---|---|---|
| 温度・湿度 | 繰り返し変化 | 一定条件を保持 |
| 主な目的 | 実使用環境の再現 | 定常環境での耐久評価 |
| 評価内容 | 温湿度変化による影響 | 高温高湿環境での性能確認 |
実際の使用環境では温度・湿度が変動するため、温湿度サイクル試験はより実環境に近い評価方法として用いられます。
主な対応規格
株式会社フォスターでは、以下のような規格や仕様に基づく試験に対応しています。
- JASO規格
- JIS規格
- IEC規格
- ISO規格
- USCAR
- LV214
- 自動車メーカー規格
- コネクタメーカー規格
- お客様独自仕様
※試験条件は適用規格やお客様仕様に応じて設定いたします。
このような場合におすすめです
- 実使用環境に近い評価を行いたい
- 結露の影響を確認したい
- 腐食や接触不良を評価したい
- シール性能を確認したい
- 規格適合試験を実施したい
- 市場不具合を再現したい
フォスターが選ばれる理由
- 全国からのご相談・ご依頼に対応
- 自動車用コネクタ評価の豊富な実績
- 電気・機械・環境試験を一括対応
- 試験前準備から試験後評価・解析までワンストップ対応
- 各種規格・お客様仕様に柔軟に対応
- 試作品から量産品まで対応
株式会社フォスターの温湿度サイクル試験サービス
株式会社フォスターでは、自動車用コネクタやワイヤーハーネスを対象に、温湿度サイクル試験を受託しています。
温度と湿度を繰り返し変化させる環境試験に加え、試験後の電気特性・機械特性評価、不具合解析まで一貫して対応いたします。
各種規格やお客様仕様に基づく試験にも柔軟に対応可能です。
ご依頼から試験実施までの流れ
- お問い合わせ・ヒアリング
製品仕様(極数、防水性)や試験条件(温度、サイクル、規格)を確認。 - 試験計画のご提案・お見積り
必要な治具(ジグ)の手配や、スケジュールを含めた最適な試験プランをご提示します。 - 試験実施
20年以上の実績を持つ専門スタッフが、正確な条件で試験を執り行います。 - データ集計・レポート納品
測定データ、グラフ、外観写真などをまとめた試験報告書を速やかに納品いたします。ご希望のフォーマットがあれば、お送りください。そちらに合わせ作成いたします
リードタイム
サンプル受領後、即日開始可能(空き状況による)。
サンプルの組み立て、電線の取付け加工など必要な場合は2~3日程度必要です。
プラス耐久条件の時間、サイクル数分の時間が必要になります。
Q&A
Q1. 試験中のリアルタイムな抵抗値モニターや、結露した状態での通電チェックは可能ですか?
A1. はい、対応可能です。ロガーを用いて試験中の絶縁抵抗値の変化を連続的に監視し、どのタイミングで絶縁低下やショートが発生したかを特定できます。
Q2. 自動車メーカー独自の特殊な温度プログラム、サイクル数にも対応できますか?
A2. はい、対応可能です。規格の指定がない場合でも、試験条件(高温条件、低温条件、サイクル時間、回数)をご指定いただければ、条件に合わせて試験を実施いたします。
Q3. 試験データの提出フォーマット(Excel、PDFなど)はどうなりますか?
A3. 測定データ、グラフ、外観写真などをまとめた、弊社フォーマットの試験報告書にて提出させていただきます。ご指定のフォーマットがある場合は、事前にご相談ください。
料金体系
- 基本料金 :30,000円~(税抜き)サイクル数、装置占有時間による
- 報告書、データが必要な場合は、ご相談ください
温湿度サイクル試験に関するご相談・お見積りはこちら
「指定規格のサイクル数で急ぎ評価したい」「試験中のモニターをしたい」など、柔軟に対応いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。
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よくある質問(FAQ)
Q. この試験の費用はいくらですか?
費用はサンプルの種類・数量・試験条件によって異なります。詳細はお問い合わせフォームまたはお電話にてお気軽にご相談ください。
Q. 試験の所要時間はどのくらいですか?
試験内容やサンプルの状態によって異なります。お見積り時に目安の納期をご案内いたします。
Q. どのような規格に対応していますか?
JIS規格をはじめ、IEC・MIL等の各種規格に対応しています。ご依頼時に対応規格をお知らせください。
Q. 試験結果はどのような形式で受け取れますか?
試験成績書(レポート)として発行いたします。必要に応じてPDFまたは紙での納品が可能です。
Q. 依頼方法を教えてください。
当サイトのお問い合わせフォームまたはお電話(平日9:00〜17:00)にてご相談ください。サンプル送付先や詳細な試験条件についてご案内いたします。
▶ ご依頼の進め方・費用の目安は受託試験の依頼の流れと費用の考え方をご覧ください。
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株式会社フォスターについて
株式会社フォスターは、自動車部品(コネクタ・ワイヤーハーネス・圧着端子)を中心とした受託試験・信頼性評価を行っております。 環境試験、電気特性試験、機械的特性試験、不具合解析など幅広い評価に対応し、お客様の開発・品質保証をサポートいたします。
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技術担当者が目的や条件を確認し、最適な試験方法をご提案いたします。
