絶縁抵抗

絶縁抵抗試験の受託・委託。コネクタ・端子・ハーネスの絶縁抵抗を専門測定。JASO D014・IEC規格準拠、自動車部品の安全性・信頼性評価なら三重県フォスター。見積り無料。

HIOKI 3153 自動絶縁耐圧試験機による測定画面

公開日: 2026年6月9日 / 最終更新日: 2026年6月9日

概要

車載コネクターの絶縁抵抗試験とは、隣接する端子間や端子とハウジング(シェル)間の電気的な絶縁性能(電気の流れにくさ)を確認する試験です。

規格

  • ISO 20860 / ISO 19642:自動車用ケーブルやコネクターの電気的特性を定めた国際規格です。
  • JASO D 616(日本自動車技術会規格):日本の車載コネクター評価における事実上の標準規格です。
         絶縁抵抗の測定方法や、環境試験後の判定基準が詳細に規定されています。
  • USCAR-2(米自動車労働組合・自動車メーカー標準):北米市場(GM、フォード、ステランティスなど)で必須となる非常に厳しいコネクター評価規格です。
  • LV 214(欧州自動車メーカー共同規格):欧州(VW、BMW、メルセデス・ベンツなど)の主要メーカーが共同開発した規格で、現在グローバル標準として強く意識されています。
  • ISO 17409 / ISO 6469-3:電動自動車の電気安全に関する国際規格です。感電防止のための絶縁抵抗値が厳格に定められています
  • 各 自動車 カーメーカー規格       など

詳細

コネクターに端子をカシメた電線を挿入し、完全に嵌合(かんごう:オスメスを結合)させた状態にします。
通常は、常温常湿の部屋で行います。

※環境試験(高温高湿など)の直後に測る場合は、槽から出してすぐ測るのか、乾燥させてから測るのかが規格ごとに指定されています。

測定には、高電圧を発生させて微小な電流を読み取る 絶縁抵抗計(メガオームハイテスタ) を使用します。

印加電圧の設定

  • 一般回路用(12V/24V系統)DC 500V(規格によってはDC 100V〜250Vの場合もあり)
  • 高電圧回路用(EV/HEV系統)DC 1000V    ・・・など

隣接端子間(ピン〜ピン)の測定

  • 配線方法
    1. 測定したいピン(端子A)にメガーのプラス(+)リードを接続します。
    2. その隣のピン(端子B)にマイナス(−)リードを接続します。
  • 効率化のコツ:多極コネクターの場合、1対ずつ測ると時間がかかるため、「奇数番目のピンをすべてショート(共通接続)」vs「偶数番目のピンをすべてショート」 させて、一括で測る手法がよく使われます。

端子〜ハウジング(外郭)間の測定

  • 配線方法
    1. コネクターのすべての端子(電線)を束ねてショートさせ、そこにプラス(+)リードを接続します。
    2. コネクターのプラスチック(ハウジング)の外側に金属箔(アルミホイルなど)を隙間なく巻き付け、そこにマイナス(−)リードを接続します(または、金属製の固定治具に接続)。
HIOKI 3153 自動絶縁耐圧試験機による測定画面
コネクタに接続された絶縁抵抗測定用の黒・赤テストリード

目的

  • プラスチックの肉厚が薄い部分から、外部へ電気が漏れないかを確認します。
  • 回路のショート(短絡)ハウジングが破損して端子が露出したり、隣接する端子間で正しい絶縁距離が保てなくなったりすることでショートしないか、ショートしていないか確認します。

注意事項

測定終了後、機器の機能でサンプル内に溜まった高電圧を自動放電させますので放電が終わるまでサンプルに触れてはいけません

前後評価

規格の中では、単に「新品の状態で抵抗値を測る」だけでなく、車の一生(経年劣化)を想定した連続試験(シーケンス試験)の前後で測定することが義務付けられています。

ご依頼から試験実施までの流れ

  1. お問い合わせ・ヒアリング
    対象製品の仕様(極数、サイズ、ピッチなど)や、ご希望の試験規格(JASO D 616など)をお伺いします。
  2. 試験計画のご提案・お見積り
    必要な治具(ジグ)の手配や、スケジュールを含めた最適な試験プランをご提示します。
  3. 試験実施
    15年以上の実績を持つ専門スタッフが、正確な条件で試験を執り行います。
  4. データ集計・レポート納品
    測定データ、グラフ、外観写真などをまとめた試験報告書を速やかに納品いたします。ご希望のフォーマットがあれば、お送りください。そちらに合わせ作成いたします

リードタイム

当日実施可能です

※治具制作が必要な場合は、別途お時間頂戴します。

Q&A

Q1. 試験サンプルの持ち込み(郵送)での対応は可能ですか?
A1. はい、持ち込み・郵送ともに対応可能です。


Q2. 規格外の特殊な条件(自社社内規格など)での試験はお願いできますか?
A2. はい、対応可能です。規格の指定がない場合でも、試験条件(荷重や回数など)をご指定いただければ、条件に合わせて試験を実施いたします。


Q3. 試験データの提出フォーマット(Excel、PDFなど)はどうなりますか?
A3. 測定データ、グラフ、外観写真などをまとめた、弊社フォーマットの試験報告書にて提出させていただきます。ご指定のフォーマットがある場合は、事前にご相談ください。

料金体系

  • 基本料金 :1500円~(税抜き) 
  • 治具制作はオプションとなります。別途、期間も必要な為、ご相談ください

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「急ぎで不具合の原因調査を行いたい」「治具の作製から丸投げしたい」など、柔軟に対応いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。


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よくある質問(FAQ)

Q. この試験の費用はいくらですか?

費用はサンプルの種類・数量・試験条件によって異なります。詳細はお問い合わせフォームまたはお電話にてお気軽にご相談ください。

Q. 試験の所要時間はどのくらいですか?

試験内容やサンプルの状態によって異なります。お見積り時に目安の納期をご案内いたします。

Q. どのような規格に対応していますか?

JIS規格をはじめ、IEC・MIL等の各種規格に対応しています。ご依頼時に対応規格をお知らせください。

Q. 試験結果はどのような形式で受け取れますか?

試験成績書(レポート)として発行いたします。必要に応じてPDFまたは紙での納品が可能です。

Q. 依頼方法を教えてください。

当サイトのお問い合わせフォームまたはお電話(平日9:00〜17:00)にてご相談ください。サンプル送付先や詳細な試験条件についてご案内いたします。


株式会社フォスターについて

株式会社フォスターは、20年以上にわたりコネクタ評価・環境試験・信頼性評価に携わり、自動車・電子部品分野を中心とした受託試験を行っています。本ページは、20年以上にわたる受託試験の実績と技術的知見をもとに作成しています。