絶縁抵抗測定

絶縁抵抗試験の受託・委託。コネクタ・端子・ハーネスの絶縁抵抗を専門測定。JASO D014・IEC規格準拠、自動車部品の安全性・信頼性評価ならフォスター。見積り無料。

HIOKI 3153 自動絶縁耐圧試験機による測定画面

公開日: 2026年6月9日 / 最終更新日: 2026年7月22日

概要

絶縁抵抗測定とは、コネクタや端子間、端子とハウジング間に直流電圧を印加し、絶縁抵抗値を測定して絶縁性能を評価する試験です。
コネクタの絶縁性能が低下すると、漏れ電流や誤作動、短絡(ショート)の原因となり、電子機器や車載システムの信頼性に大きな影響を与えます。そのため、開発段階や量産時の品質確認において重要な電気特性評価の一つです。

株式会社フォスターでは、自動車用コネクタ・ワイヤーハーネス・端子を中心とした信頼性評価試験を実施しています。
本ページは、実際のコネクタ評価試験で培った知見をもとに、絶縁抵抗測定の目的や試験方法、評価ポイントについて解説しています。試作品の性能確認から量産品の品質保証、不具合解析まで幅広く対応しています。

目的

絶縁抵抗測定では、コネクタの電気絶縁性能を確認します。
主な評価目的は以下のとおりです。

  • 絶縁性能の確認
  • 漏れ電流防止性能の評価
  • 樹脂ハウジングの絶縁性確認
  • 防水性能確認後の絶縁評価
  • 環境試験後の性能確認
  • 設計変更前後の比較評価
  • 品質保証・量産管理

注意事項

測定終了後、機器の機能でサンプル内に溜まった高電圧を自動放電させますので放電が終わるまでサンプルに触れてはいけません

前後評価

規格の中では、単に「新品の状態で抵抗値を測る」だけでなく、車の一生(経年劣化)を想定した連続試験(シーケンス試験)の前後で測定することが義務付けられています。

試験方法

コネクターに端子をカシメた電線を挿入し、完全に嵌合(かんごう:オスメスを結合)させた状態にします。
通常は、常温常湿の部屋で行います。
※環境試験(高温高湿など)の直後に測る場合は、槽から出してすぐ測るのか、乾燥させてから測るのかが規格ごとに指定されています。

測定には、高電圧を発生させて微小な電流を読み取る 絶縁抵抗計(メガオームハイテスタ) を使用します。

印加電圧の設定:

  • 一般回路用(12V/24V系統):DC 500V(規格によってはDC 100V〜250Vの場合もあり)
  • 高電圧回路用(EV/HEV系統):DC 1000V    ・・・など

隣接端子間(ピン〜ピン)の測定

  • 配線方法:
    1. 測定したいピン(端子A)にメガーのプラス(+)リードを接続します。
    2. その隣のピン(端子B)にマイナス(−)リードを接続します。
  • 効率化のコツ:多極コネクターの場合、1対ずつ測ると時間がかかるため、「奇数番目のピンをすべてショート(共通接続)」vs「偶数番目のピンをすべてショート」 させて、一括で測る手法がよく使われます。

端子〜ハウジング(外郭)間の測定

  • 配線方法:
    1. コネクターのすべての端子(電線)を束ねてショートさせ、そこにプラス(+)リードを接続します。
    2. コネクターのプラスチック(ハウジング)の外側に金属箔(アルミホイルなど)を隙間なく巻き付け、そこにマイナス(−)リードを接続します(または、金属製の固定治具に接続)。

規格

  • ISO 20860 / ISO 19642:自動車用ケーブルやコネクターの電気的特性を定めた国際規格です。
  • JASO D 616(日本自動車技術会規格):日本の車載コネクター評価における事実上の標準規格です。
         絶縁抵抗の測定方法や、環境試験後の判定基準が詳細に規定されています。
  • USCAR-2(米自動車労働組合・自動車メーカー標準):北米市場(GM、フォード、ステランティスなど)で必須となる非常に厳しいコネクター評価規格です。
  • LV 214(欧州自動車メーカー共同規格):欧州(VW、BMW、メルセデス・ベンツなど)の主要メーカーが共同開発した規格で、現在グローバル標準として強く意識されています。
  • ISO 17409 / ISO 6469-3:電動自動車の電気安全に関する国際規格です。感電防止のための絶縁抵抗値が厳格に定められています
  • 各 自動車 カーメーカー規格       など

株式会社フォスターの絶縁抵抗測定サービス

株式会社フォスターでは、自動車用コネクタを中心に、絶縁抵抗測定を受託しています。絶縁抵抗計を用いて端子間や端子とハウジング間の絶縁抵抗値を高精度に測定し、漏れ電流の発生リスクや絶縁性能を評価します。JASO D616、IEC 60512、USCAR-2などの規格やお客様仕様に対応し、環境試験後の評価や不具合解析まで幅広くサポートいたします。


ご依頼から試験実施までの流れ

  1. お問い合わせ・ヒアリング
    対象製品の仕様(極数、サイズ、ピッチなど)や、ご希望の試験規格(JASO D 616など)をお伺いします。
  2. 試験計画のご提案・お見積り
    必要な治具(ジグ)の手配や、スケジュールを含めた最適な試験プランをご提示します。
  3. 試験実施
    20年以上の実績を持つ専門スタッフが、正確な条件で試験を執り行います。
  4. データ集計・レポート納品
    測定データ、グラフ、外観写真などをまとめた試験報告書を速やかに納品いたします。ご希望のフォーマットがあれば、お送りください。そちらに合わせ作成いたします

リードタイム

当日実施可能です

※治具制作が必要な場合は、別途お時間頂戴します。

Q&A

Q1. 試験サンプルの持ち込み(郵送)での対応は可能ですか?
A1. はい、持ち込み・郵送ともに対応可能です。


Q2. 規格外の特殊な条件(自社社内規格など)での試験はお願いできますか?
A2. はい、対応可能です。規格の指定がない場合でも、試験条件(荷重や回数など)をご指定いただければ、条件に合わせて試験を実施いたします。


Q3. 試験データの提出フォーマット(Excel、PDFなど)はどうなりますか?
A3. 測定データ、グラフ、外観写真などをまとめた、弊社フォーマットの試験報告書にて提出させていただきます。ご指定のフォーマットがある場合は、事前にご相談ください。

料金体系

  • 基本料金 :1500円~(税抜き) 
  • 治具制作はオプションとなります。別途、期間も必要な為、ご相談ください

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「急ぎで不具合の原因調査を行いたい」「治具の作製から丸投げしたい」など、柔軟に対応いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。


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よくある質問(FAQ)

Q. この試験の費用はいくらですか?

費用はサンプルの種類・数量・試験条件によって異なります。詳細はお問い合わせフォームまたはお電話にてお気軽にご相談ください。

Q. 試験の所要時間はどのくらいですか?

試験内容やサンプルの状態によって異なります。お見積り時に目安の納期をご案内いたします。

Q. どのような規格に対応していますか?

JIS規格をはじめ、IEC・MIL等の各種規格に対応しています。ご依頼時に対応規格をお知らせください。

Q. 試験結果はどのような形式で受け取れますか?

試験成績書(レポート)として発行いたします。必要に応じてPDFまたは紙での納品が可能です。

Q. 依頼方法を教えてください。

当サイトのお問い合わせフォームまたはお電話(平日9:00〜17:00)にてご相談ください。サンプル送付先や詳細な試験条件についてご案内いたします。

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株式会社フォスターについて

株式会社フォスターは、自動車部品(コネクタ・ワイヤーハーネス・圧着端子)を中心とした受託試験・信頼性評価を行っております。 環境試験、電気特性試験、機械的特性試験、不具合解析など幅広い評価に対応し、お客様の開発・品質保証をサポートいたします。

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