公開日: 2026年6月10日 / 最終更新日: 2026年6月10日
概要
低温環境に暴露させる試験です。
自動車用コネクタやハーネス、樹脂部品が、極低温の環境下に一定時間さらされた際に、 硬化・ひび割れ・変形をせずに耐えられるかを見る試験です。
規格
- JIS C 60068-2-1(環境試験方法-電気・電子-低温試験方法)
- JASO D 616 6.17 寒冷地での過酷な使用環境を想定し、低温下における樹脂の脆化や通電性能への影響を調べる試験が規定されています。
- 各 自動車 カーメーカー規格 など
詳細
低温暴露: 恒温槽(環境試験器)を用い、規定のマイナス温度環境に対象製品を配置し、樹脂やゴム部、金属接合部に異常が発生しないか確認します。
低温動作・嵌合評価: 低温放置後、または低温環境下を維持したままで、コネクタの着脱やロック機構が正常に機能するかを評価します。
レンジ: -70℃ ~ 0℃(仕様によりさらに低温も相談可)
目的
低温脆化の確認: どの程度の極低温環境で樹脂が脆くなり、割れやクラックが発生するか(割れ限界強度)。
機能維持の確認: 規定値(例:-40℃)で一定時間放置した後に、電気的導通や物理的性能(シール性など)が維持できるか。
注意事項
試験槽から取り出した直後に結露(霜)が発生するため、取り出し後の外観判定タイミングや乾燥手順にご注意下さい。
前後評価
低温試験/低温放置試験は耐久試験として実施されますので、前後で性能試験、いくらかの評価項目と組み合わせて実施します
- 外観検査
- 接触抵抗(電圧降下)
- ロック強度試験 ・・・など
ご依頼から試験実施までの流れ
- お問い合わせ・ヒアリング
対象製品の仕様(極数、サイズ、ピッチなど)や、ご希望の試験規格(JASO D 616など)をお伺いします。 - 試験計画のご提案・お見積り
必要な治具(ジグ)の手配や、スケジュールを含めた最適な試験プランをご提示します。 - 試験実施
15年以上の実績を持つ専門スタッフが、正確な条件で試験を執り行います。 - データ集計・レポート納品
測定データ、グラフ、外観写真などをまとめた試験報告書を速やかに納品いたします。ご希望のフォーマットがあれば、お送りください。そちらに合わせ作成いたします
リードタイム
装置日程調整が必要となります。お問い合わせは1カ月前を目途にお考え下さい。
Q&A
Q1. 試験サンプルの持ち込み(郵送)での対応は可能ですか?
A1. はい、持ち込み・郵送ともに対応可能です。
Q2. 低温放置試験は、なぜ実施する必要があるのですか?
A2. 「材料の脆化(割れ)」と「収縮による接触不良・シール性低下」を未然に防ぐためです。樹脂やゴムは極低温になると硬く脆くなり、わずかな衝撃で割れたり、熱収縮によってコネクタの嵌合部から浸水・接触不良を起こしたりします。寒冷地でも耐えうる品質を証明するために実施します。
Q3. 低温放置を行う際の注意点はありますか?
A3. 温度変化のスピード(降温速度・昇温速度)による熱ショックに注意してください。急激に冷やすと低温放置ではなく「熱衝撃(サーマルショック)試験」の要素が入ってしまい、純粋な低温耐性が測れなくなる場合があります。規格に準拠した緩やかな温度変化管理が必要です。
料金体系
- 基本料金 :12000円~
- サンプルサイズ、数量、設定温度と放置時間(96h、500h、1000hなど)をお知らせください。試験拘束時間(設備稼働時間)により費用が変更されます
低温試験/低温放置試験に関するご相談・お見積りはこちら
「急ぎで不具合の原因調査を行いたい」「治具の作製から丸投げしたい」など、柔軟に対応いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。
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よくある質問(FAQ)
Q. この試験の費用はいくらですか?
費用はサンプルの種類・数量・試験条件によって異なります。詳細はお問い合わせフォームまたはお電話にてお気軽にご相談ください。
Q. 試験の所要時間はどのくらいですか?
試験内容やサンプルの状態によって異なります。お見積り時に目安の納期をご案内いたします。
Q. どのような規格に対応していますか?
JIS規格をはじめ、IEC・MIL等の各種規格に対応しています。ご依頼時に対応規格をお知らせください。
Q. 試験結果はどのような形式で受け取れますか?
試験成績書(レポート)として発行いたします。必要に応じてPDFまたは紙での納品が可能です。
Q. 依頼方法を教えてください。
当サイトのお問い合わせフォームまたはお電話(平日9:00〜17:00)にてご相談ください。サンプル送付先や詳細な試験条件についてご案内いたします。
株式会社フォスターについて
株式会社フォスターは、20年以上にわたりコネクタ評価・環境試験・信頼性評価に携わり、自動車・電子部品分野を中心とした受託試験を行っています。本ページは、20年以上にわたる受託試験の実績と技術的知見をもとに作成しています。
