公開日: 2026年6月24日 / 最終更新日: 2026年7月23日
樹脂包埋/樹脂埋め込み/樹脂固めとは
樹脂包埋(樹脂埋め込み・樹脂固め)とは、試料を樹脂で固定し、断面研磨や平面研磨、顕微鏡観察などを行いやすい状態にするための試料作製工程です。コネクタや端子、ワイヤーハーネスなどの小型部品は、そのままでは保持が難しく、研磨中に変形や欠けが発生することがあります。樹脂で包埋することで試料を安定して保持でき、断面形状を維持したまま高精度な観察や測定が可能になります。
株式会社フォスターでは、自動車用コネクタ・ワイヤーハーネス・端子を対象とした信頼性評価試験および不具合解析を実施しています。
本ページは、実際の試料作製や断面解析で培った経験をもとに、樹脂包埋・樹脂埋め込みの目的や加工方法、品質管理のポイントについて解説しています。試作品の設計検証から量産品の品質保証、市場不具合解析まで幅広く対応しています。
樹脂包埋・樹脂埋め込みの目的
樹脂包埋では、試料を確実に固定し、断面観察や各種解析の精度を向上させます。
主な目的は以下のとおりです。
- 試料の固定
- 断面観察用試料の作製
- 研磨品質の向上
- 試料の欠け・変形防止
- 微小部品の保持
- 不具合解析
- 品質保証
評価項目
| 評価項目 | 内容 |
|---|---|
| 包埋状態 | 試料が適切に固定されているか |
| 気泡の有無 | 樹脂内部の気泡の確認 |
| 試料位置 | 観察位置が適切か |
| 固定状態 | 研磨中に試料が動かないか |
| 樹脂密着性 | 試料と樹脂の密着状態 |
| 加工品質 | 断面作製に適した状態か |
作業方法
試料の材質や形状、観察目的に応じて適切な樹脂を選定し、包埋を行います。
一般的な工程は以下のとおりです。
- 試料の洗浄・乾燥
- 包埋位置の調整
- 樹脂の注入
- 必要に応じて真空脱泡(気泡除去)
- 樹脂硬化
- 断面研磨・平面研磨
試料内部への樹脂浸透や気泡の発生を抑えるため、真空脱泡や低粘度樹脂を用いた包埋にも対応しています。
樹脂包埋で分かること
適切な樹脂包埋を行うことで、高品質な断面試料を作製できます。
例えば、以下のような評価に活用できます。
- 圧着部の断面観察
- めっき厚さ測定
- はんだ接合部の評価
- クラック観察
- ボイドの確認
- 異物混入の確認
- 成形状態の評価
- 不具合原因の解析
リードタイム
樹脂硬化に通常24時間以上必要です。サンプル受領後、最短2日からとなります。
Q&A
Q. 樹脂包埋は必ず必要ですか?
A. 断面研磨・観察を行う際には基本的に推奨しています。ただし、イオンミリング(CP断面加工)のみを使用する場合や、専用クランプ治具で固定できる場合は省略できることもあります。
Q. どんな樹脂を使いますか?
A. 主にエポキシ系の冷間硬化型樹脂を使用しています。試料の材質や要求精度によって最適な樹脂を選定します。
Q. サイズに制限はありますか?
A. 特に御座いません。1m角のものを持ち込みされて、そこから必要な部分のみこちらで切り出してご対応させて頂いた事も御座います。
料金体系
基本料金:要お見積り(試料の大きさ・数量により異なります)
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よくある質問(FAQ)
Q. この試験の費用はいくらですか?
費用はサンプルの種類・数量・試験条件によって異なります。詳細はお問い合わせフォームまたはお電話にてお気軽にご相談ください。
Q. 試験の所要時間はどのくらいですか?
試験内容やサンプルの状態によって異なります。お見積り時に目安の納期をご案内いたします。
Q. どのような規格に対応していますか?
JIS規格をはじめ、IEC・MIL等の各種規格に対応しています。ご依頼時に対応規格をお知らせください。
Q. 試験結果はどのような形式で受け取れますか?
試験成績書(レポート)として発行いたします。必要に応じてPDFまたは紙での納品が可能です。
Q. 依頼方法を教えてください。
当サイトのお問い合わせフォームまたはお電話(平日9:00〜17:00)にてご相談ください。サンプル送付先や詳細な試験条件についてご案内いたします。
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株式会社フォスターについて
株式会社フォスターは、自動車部品(コネクタ・ワイヤーハーネス・圧着端子)を中心とした受託試験・信頼性評価を行っております。 環境試験、電気特性試験、機械的特性試験、不具合解析など幅広い評価に対応し、お客様の開発・品質保証をサポートいたします。
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技術担当者が目的や条件を確認し、最適な試験方法をご提案いたします。



