断面構造検査とは
断面構造検査とは、製品を切断・樹脂包埋・研磨し、内部構造を顕微鏡で観察・測定する検査です。
コネクタや端子、ワイヤーハーネスなどは、外観からでは内部の圧着状態や接合状態、めっき状態などを確認することができません。断面構造検査を実施することで、製品内部の品質や製造状態を可視化し、品質保証や不具合解析、設計評価に活用できます。
株式会社フォスターでは、自動車用コネクタ・ワイヤーハーネス・端子を対象とした信頼性評価試験および不具合解析を実施しています。
本ページは、実際の断面解析業務で培った経験をもとに、断面構造検査の目的や検査方法、評価ポイントについて解説しています。試作品の設計検証から量産品の品質保証、市場不具合解析まで幅広く対応しています。
断面構造検査の目的
断面構造検査では、製品内部の品質や構造を詳細に確認します。
主な目的は以下のとおりです。
- 内部構造の確認
- 圧着品質の評価
- 接合状態の確認
- めっき状態の評価
- 不具合原因の解析
- 設計変更前後の比較評価
- 品質保証
評価項目
| 評価項目 | 内容 |
|---|---|
| 圧着状態 | 圧縮状態・芯線配置・圧着形状 |
| めっき状態 | 厚さ・均一性・剥離の有無 |
| 接合状態 | はんだ・溶接部の状態 |
| ボイド・空隙 | 内部欠陥の有無 |
| クラック | 割れや亀裂の有無 |
| 異物混入 | 内部異物や汚染の確認 |
検査方法
試料を評価目的に応じた位置で切断し、樹脂包埋・断面研磨を行った後、金属顕微鏡や
デジタルマイクロスコープを用いて断面を観察します。
必要に応じて、
- 寸法測定
- めっき厚さ測定
- 圧着高さの確認
- クラック観察
- ボイド観察
なども実施し、総合的に品質を評価します。

試験の流れ
- 観察箇所の特定・サンプル切り出し
- 樹脂包埋(エポキシ樹脂などによる固定・保持)
- 断面研磨(所定番手まで順次研磨)
- マイクロスコープ・顕微鏡による観察・撮影・計測
- 試験報告書の作成・納品
検査結果から分かること
断面構造検査では、外観では確認できない内部異常を把握できます。
例えば、以下のような異常を確認できます。
- 圧着不足
- 過圧着
- 芯線切断
- ボイド
- クラック
- めっき厚さ不足
- めっき剥離
- はんだ不良
- 成形不良
- 異物混入
対応規格
株式会社フォスターでは、お客様仕様や各種規格に基づいた断面構造検査に対応しています。
- JIS関連規格
- IEC関連規格
- IPC関連規格
- 自動車メーカー社内規格
- コネクタメーカー社内規格
- お客様指定試験条件
※観察位置や測定項目、判定基準は、お客様仕様や図面要求に応じて対応いたします。
株式会社フォスターの断面構造検査サービス
株式会社フォスターでは、自動車用コネクタやワイヤーハーネス、端子などを対象に、断面構造検査を受託しています。
精密切断、樹脂包埋、断面研磨から顕微鏡観察まで一貫して対応し、圧着状態、めっき状態、接合状態、クラックやボイドなどを詳細に評価します。
設計検証、品質保証、不具合解析まで、お客様の目的に応じた検査をご提供いたします。
リードタイム
サンプル受領後、最短2日〜(樹脂硬化時間24時間を含む)。複数箇所・精密仕上げの場合は1週間程度。
料金体系
基本料金:要お見積り(観察箇所数・研磨仕上げレベルにより異なります)
関連する試験
よくある質問(FAQ)
Q. この試験の費用はいくらですか?
費用はサンプルの種類・数量・試験条件によって異なります。詳細はお問い合わせフォームまたはお電話にてお気軽にご相談ください。
Q. 試験の所要時間はどのくらいですか?
試験内容やサンプルの状態によって異なります。お見積り時に目安の納期をご案内いたします。
Q. どのような規格に対応していますか?
JIS規格をはじめ、IEC・MIL等の各種規格に対応しています。ご依頼時に対応規格をお知らせください。
Q. 試験結果はどのような形式で受け取れますか?
試験成績書(レポート)として発行いたします。必要に応じてPDFまたは紙での納品が可能です。
Q. 依頼方法を教えてください。
当サイトのお問い合わせフォームまたはお電話(平日9:00〜17:00)にてご相談ください。サンプル送付先や詳細な試験条件についてご案内いたします。
関連する試験
株式会社フォスターについて
株式会社フォスターは、自動車部品(コネクタ・ワイヤーハーネス・圧着端子)を中心とした受託試験・信頼性評価を行っております。 環境試験、電気特性試験、機械的特性試験、不具合解析など幅広い評価に対応し、お客様の開発・品質保証をサポートいたします。
まずはお気軽にご相談ください
試験内容や評価方法が決まっていない段階でもご相談いただけます。
技術担当者が目的や条件を確認し、最適な試験方法をご提案いたします。


