高加速寿命試験(HAST試験)

高温高湿加圧環境とBHASTで電子部品の信頼性を評価。
HAST試験(高加速寿命試験)の受託。
フォスターは全国受託対応、見積無料。

恒温恒湿槽が3台並べられている様子

高加速寿命試験(HAST試験)とは

高加速寿命試験(Highly Accelerated Temperature and Humidity Stress Test:HAST試験)とは、高温・高湿・加圧環境を与えることで、水分による劣化を促進し、電子部品や自動車部品の長期信頼性を短期間で評価する環境試験です。
通常の高温高湿試験よりも厳しい環境条件を用いることで、湿気による絶縁性能低下、腐食、材料劣化などを早期に確認できます。
自動車用コネクタ、電子部品、ECU、センサなどでは、車両使用時の高温多湿環境に対する耐久性評価や、設計・材料選定のための加速評価として利用されています。

試験条件の代表例(参考)

代表:130℃・85%RH 96時間/110℃・85%RH 264時間(JESD22-A110 相当)
バイアス印加にも対応

※一般的な代表例です。実際はお客様のご指定規格・条件に合わせて実施します。

株式会社フォスターでは、自動車用コネクタ・ワイヤーハーネス・端子を対象とした各種環境試験・信頼性評価試験を実施しています。
本ページは、自動車部品の信頼性評価で培った経験をもとに、高加速寿命試験(HAST試験)の目的や評価項目、試験時のポイントについて解説しています。各種規格やお客様仕様に基づく受託評価にも対応しています。


HAST試験の目的

HAST試験では、高温・高湿環境による劣化を加速させ、製品の耐湿信頼性を評価します。
主な評価目的は以下のとおりです。

  • 湿気による劣化評価
  • 絶縁性能の確認
  • 接触抵抗変化の確認
  • 金属部の腐食評価
  • 樹脂材料の耐久性確認
  • 封止部・シール部の信頼性評価
  • 長期使用時の故障リスク評価

HAST試験の特徴

HAST試験は、一般的な高温高湿試験よりも厳しい条件で評価できることが特徴です。

項目内容
温度高温環境
湿度高湿度環境
圧力加圧水蒸気環境
目的湿気による劣化促進
評価期間短期間で劣化傾向を確認

水分の侵入や拡散を促進することで、製品内部の弱点や材料・構造上の課題を確認できます。


主な試験条件

試験条件は規格や評価目的によって異なります。

項目代表例
温度110~130℃程度
湿度高湿度環境
圧力加圧状態
試験時間数十~数百時間
方式不飽和HAST、飽和HAST
試験設備HAST試験装置
恒温恒湿槽が3台並べられている様子

※実際の試験条件は対象製品や要求仕様に応じて設定します。


試験後の主な評価項目

HAST試験後には、目的に応じて以下の評価を実施します。

電気特性評価

機械・構造評価

解析評価


HAST試験で確認できる不具合

高温高湿環境により、以下のような不具合を確認できます。

  • 絶縁抵抗の低下
  • 漏電・リーク発生
  • 接触抵抗の増加
  • 端子腐食
  • めっき劣化
  • 樹脂材料の劣化
  • 水分浸入による性能低下
  • 封止部の劣化

HAST試験とPCT試験の違い

HAST試験とPCT試験はいずれも高温高湿環境を利用した加速試験ですが、用途や評価対象が異なります。

項目HAST試験PCT試験
正式名称高加速寿命試験プレッシャークッカー試験
主な用途電子部品・車載部品の信頼性評価材料・封止部・電子部品評価
特徴温湿度条件を制御した加速試験高温高圧水蒸気環境
評価目的湿気による寿命評価耐湿性・材料劣化評価

HAST試験と恒温恒湿試験の違い

項目HAST試験恒温恒湿試験
環境高温高湿・加圧一定温湿度
目的短期間で劣化促進実使用環境での耐久評価
評価期間比較的短い長期間

HAST試験は、開発段階で材料や構造の弱点を早期に確認するために利用されます。


主な対応規格

株式会社フォスターでは、以下のような規格や仕様に基づく評価に対応しています。

※試験条件は適用規格や評価目的に応じて設定いたします。


このような場合におすすめです

  • 湿気による寿命を短期間で評価したい
  • 高温高湿環境での信頼性を確認したい
  • 絶縁性能低下を評価したい
  • 腐食耐久性を確認したい
  • 材料や構造の比較評価を行いたい
  • 市場不具合の原因を調査したい

株式会社フォスターが選ばれる理由

  • 自動車用コネクタ評価の豊富な実績
  • 環境試験から電気・機械評価まで対応
  • 試験後の解析・不具合調査まで一貫対応
  • 各種規格・お客様仕様に柔軟に対応
  • 試作品から量産品まで対応
  • 全国からのご相談・ご依頼に対応

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株式会社フォスターのHAST試験サービス

株式会社フォスターでは、自動車用コネクタや電子部品を対象に、高加速寿命試験(HAST試験)による耐湿信頼性評価に対応しています。高温高湿環境による劣化促進評価に加え、試験後の電気特性評価、断面観察、不具合解析まで一貫して対応いたします。各種規格やお客様仕様に基づく評価にも柔軟に対応可能です。

ご依頼から試験実施までの流れ

  1. お問い合わせ・ヒアリング
    試験品仕様・試験条件・判定基準をご確認します。
  2. お見積り・試験計画提案
    最適な試験方法と費用をご提示します。
  3. 試験実施
    20年以上の実績を持つ専門スタッフが正確に実施します。
  4. レポート納品
    測定データ・グラフ・写真を含む試験報告書を納品します。

料金体系

試験条件・時間・サンプル数によって異なります。詳細はお問い合わせください。


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よくある質問(FAQ)

Q. この試験の費用はいくらですか?

HAST試験の費用は、試験条件(温度・湿度・バイアス有無)やサンプル数、曝露時間によって異なります。詳細はお問い合わせフォームまたはお電話にてお気軽にご相談ください。

Q. 試験の所要時間はどのくらいですか?

曝露時間(96〜264時間程度)に加え、前後の電気特性測定・外観観察の時間が必要です。お見積り時に目安の納期をご案内いたします。

Q. どのような規格に対応していますか?

JIS規格をはじめ、IEC・MIL等の各種規格に対応しています。ご依頼時に対応規格をお知らせください。

Q. 試験結果はどのような形式で受け取れますか?

試験成績書(レポート)として発行いたします。必要に応じてPDFまたは紙での納品が可能です。

Q. 依頼方法を教えてください。

当サイトのお問い合わせフォームまたはお電話(平日9:00〜17:00)にてご相談ください。サンプル送付先や詳細な試験条件についてご案内いたします。

Q. HAST試験とPCT(プレッシャークッカー試験)はどう違いますか?

PCTは121℃・100%RH前後の飽和条件が一般的なのに対し、HAST試験は130℃前後でも実施可能で、より短時間かつ非飽和・バイアス印加(BHAST)にも対応できる点が異なります。対象部品や評価目的に応じて使い分けます。

Q. BHAST(バイアスHAST)とは何ですか?

試験中にサンプルへ通電・電圧印加を行うHAST試験です。電気化学的マイグレーション(イオンマイグレーション)による絶縁劣化やショート不良を、通電なしの試験より高精度に再現・評価できます。

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株式会社フォスターについて

株式会社フォスターは、自動車部品(コネクタ・ワイヤーハーネス・圧着端子)を中心とした受託試験・信頼性評価を行っております。 環境試験、電気特性試験、機械的特性試験、不具合解析など幅広い評価に対応し、お客様の開発・品質保証をサポートいたします。

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