【コラム】全固体電池・800V時代に問われる「コネクタの発熱と接触信頼性」──大電流化が進む車載評価のポイント

2026年、EV(電気自動車)は大きな転換点を迎えています。全固体電池の実用化・搭載に向けた動きが本格化し、航続距離の延伸や急速充電のために「800V級」の高電圧アーキテクチャや大電流化が加速しています。電池やモーターが注目されがちですが、その電力を確実に流し続けるコネクタ・ワイヤーハーネス・端子圧着部の信頼性も、これまで以上にシビアに問われるようになっています。

電流・電圧が上がると、コネクタと端子の負担が増える

接点や導体で生じる発熱はジュール熱(P=I²R)で決まり、電流の二乗で効いてきます。同じ接触抵抗でも、電流が2倍になれば発熱は4倍です。発熱で温度が上がると酸化や微摺動摩耗(フレッティング)が進み、接触抵抗がさらに上がる——という悪循環にも陥りかねません。加えて高電圧化では、耐電圧・絶縁抵抗・沿面距離といった「絶縁側」の要求も厳しくなります。大電流の経路では、圧着部の保持力や電圧降下も、性能と安全を左右する重要な要素です。

いま重視される評価項目

こうした背景から、車載コネクタ・ハーネスでは次のような評価の重要性が増しています。大電流を流したときの温度上昇、接触抵抗・電圧降下、耐電圧・絶縁抵抗、そして温度サイクルや振動を組み合わせた複合的なストレス下での挙動、さらに圧着部の引張強度・断面品質です。腐食環境が想定される用途では、塩水噴霧試験や腐食ガス試験も判断材料になります。

株式会社フォスターでは、これらの評価をお客様のご指定規格・条件に合わせて受託で承っています(当社は自社固定の規格を持たず、条件はご指定に基づいて設定します。数値は用途・仕様により異なるため、詳細はご相談ください)。大電流通電時の発熱・温度上昇の確認から、接触抵抗・電圧降下の測定、耐電圧・絶縁評価、圧着部の強度・断面観察、不具合が起きた際の原因解析まで、一連の流れでご対応します。

設計検討にすぐ使える早見表・計算ツール

本サイトには、実務の“あたり付け”に使える計算ツール・早見表を用意しています。あわせてご活用ください。

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おわりに

電動化と高電圧・大電流化が進むほど、「電気をきちんと流し・止め・絶縁する」コネクタと端子の信頼性が、車両全体の安全と品質を支えます。EV向けの大電流コネクタ評価、高電圧ハーネスの信頼性試験、圧着部の評価や不具合解析について、対応可否のご相談・お見積りはお気軽にどうぞ。

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