JASO D 014シリーズとは|自動車部品の環境条件・機能確認試験を解説

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JASO D 014シリーズとは

JASO D 014シリーズとは、公益社団法人自動車技術会(JSAE)が定める「自動車部品-電気・電子機器の環境条件及び機能確認試験」に関する規格群です。

自動車に使用される電気・電子機器やコネクタなどが、実際の車両環境で受ける電気的・機械的・気候的・化学的な負荷に耐え、必要な機能を維持できるかを確認するための環境条件や試験方法を規定しています。

JASO D 014シリーズは、国際規格であるISO 16750シリーズと対応関係を持つ規格であり、自動車用電気・電子部品の環境試験を行う際の代表的な規格の一つです。

車載コネクタやワイヤーハーネスの評価では、温度、湿度、振動、衝撃、腐食、被水など、実際の使用環境を想定したさまざまな試験が必要となります。JASO D 014シリーズでは、これらの環境負荷を大きく分類し、それぞれの負荷に対する試験方法を規定しています。

また、JASO D 014シリーズは、JASO D 616やIEC 60068シリーズ、JIS C 60068シリーズなどの関連規格とあわせて参照されることがあります。

株式会社フォスターでは、JASO D 014シリーズをはじめとする各種規格・要求仕様に基づいた、車載コネクタ・端子・ワイヤーハーネスなどの環境試験・信頼性試験に対応しています。


JASO D 014シリーズの適用対象

JASO D 014シリーズは、主に自動車に搭載される電気・電子部品を対象とした環境試験に用いられます。
代表的な対象品には、以下のようなものがあります。

  • 自動車用コネクタ・端子
  • ワイヤーハーネス
  • 電子制御ユニット(ECU)
  • 各種センサ・アクチュエータ
  • 車載電装部品
  • 電子モジュール

特にコネクタやワイヤーハーネスでは、温度・湿度・振動・腐食・被水などの複合的な環境負荷によって、接触抵抗の増加、絶縁性能の低下、端子や金属部の腐食などが発生する可能性があります。
そのため、単一の環境試験だけでなく、複数の環境負荷を組み合わせた信頼性評価が必要となる場合があります。


主な試験項目

試験項目概要
高温高湿試験(気候的負荷)高温高湿環境での耐久性・機能を評価します(JASO D 014-4)。
温湿度サイクル試験(気候的負荷)温湿度の繰返しによる耐久性を評価します(JASO D 014-4)。
塩水噴霧・複合サイクル腐食試験(化学的負荷)腐食環境に対する耐久性を評価します(JASO D 014-5)。
振動試験(機械的負荷)走行振動に対する耐久性を評価します(JASO D 014-3)。
衝撃試験(機械的負荷)衝撃荷重による性能変化を評価します(JASO D 014-3)。
振動+温湿度複合試験実使用に近い複合環境での耐久性を評価します。
高圧洗浄・耐水試験(気候的負荷)高圧水・被水環境での防水性能を評価します(JASO D 014-4)。

JASO D 014シリーズの構成

JASO D 014シリーズは、環境負荷の種類に応じて以下の5つの規格で構成されています。

規格内容(対応ISO)
JASO D 014-1第1部:一般
JASO D 014-2第2部:電気的負荷(ISO 16750-2対応)
JASO D 014-3第3部:機械的負荷(振動・衝撃)(ISO 16750-3対応)
JASO D 014-4第4部:気候的負荷(温度・湿度・塩水・被水等)(ISO 16750-4対応)
JASO D 014-5第5部:化学的負荷(薬品・複合サイクル腐食等)(ISO 16750-5対応)

JASO D 014シリーズとISO 16750シリーズの関係

JASO D 014シリーズは、ISO 16750シリーズと対応する構成となっています。

JASOISO主な内容
JASO D 014-1―一般
JASO D 014-2ISO 16750-2電気的負荷
JASO D 014-3ISO 16750-3機械的負荷
JASO D 014-4ISO 16750-4気候的負荷
JASO D 014-5ISO 16750-5化学的負荷

ただし、実際の試験では「規格名だけ」を指定すれば条件が一意に決まるとは限りません。

対象部品の種類、車両上の取り付け位置、使用環境、電気的な要求、試験後に確認する特性などによって、具体的な試験条件や評価方法を検討する必要があります。

そのため、試験を実施する際には、JASO D 014シリーズだけでなく、製品仕様書、顧客要求、社内規格、その他の関連規格などを含めて試験条件を確認することが重要です。


JASO D 014シリーズの試験をご検討の方へ

JASO D 014シリーズに基づく評価では、対象部品や使用環境に応じて適切な試験条件を設定することが重要です。

株式会社フォスターでは、自動車用コネクタ・端子・ワイヤーハーネスなどを対象に、環境試験・信頼性試験から試験前後の電気特性・機械特性評価、不具合解析まで対応しています。

「JASO D 014に基づいて試験したいが、どの試験を組み合わせればよいかわからない」「試験後の接触抵抗や外観まで評価したい」といった段階からご相談いただけます。

試験条件や評価内容についてお困りの場合は、お気軽にお問い合わせください。


関連規格

JASO D 014シリーズに関連する環境試験設備例

  • 恒温恒湿槽
  • 冷熱衝撃試験機(サーマルショック試験機)
  • 複合サイクル腐食試験機
  • 塩水噴霧試験機
  • 振動試験機・衝撃試験機
  • 防水試験設備(高圧洗浄・散水)

ご依頼から試験実施までの流れ

  1. お問い合わせ・ヒアリング
    試験品仕様・試験条件・判定基準をご確認します。
  2. お見積り・試験計画提案
    最適な試験方法と費用をご提示します。
  3. 試験実施
    20年以上の実績を持つ専門スタッフが正確に実施します。
  4. レポート納品
    測定データ・グラフ・写真を含む試験報告書を納品します。

料金体系

基本料金:要お見積り(試験項目・試験条件・サンプル数により異なります)

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よくある質問(FAQ)

Q. JASO D 014とISO 16750の違いは何ですか?

JASO D 014は自動車技術会(JSAE)が定める国内規格で、国際規格ISO 16750に対応しています。電気的・機械的・気候的・化学的負荷という部構成も対応しており、旧規格JASO D 001(通則)の後継にあたります。

Q. この試験の費用はいくらですか?

費用はサンプルの種類・数量・試験条件によって異なります。詳細はお問い合わせフォームまたはお電話にてお気軽にご相談ください。

Q. どの規格に対応していますか?

JASO D 014をはじめ、ISO 16750・IEC 60068/JIS C 60068・USCAR-2・LV 214等の環境試験に対応しています。ご依頼時に対応規格をお知らせください。

Q. 依頼方法を教えてください。

当サイトのお問い合わせフォームまたはお電話(平日9:00〜17:00)にてご相談ください。サンプル送付先や詳細な試験条件についてご案内いたします。

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