電線やワイヤーハーネスは、自動車や産業機器において電力や信号を伝達する重要な部品です。
特に車載分野では、小型化・高電流化・耐振動性・長期信頼性が求められるため、電線サイズ、端子圧着状態、保護構造などの適切な設計が重要になります。
また、圧着端子ではクリンプハイトや圧着状態の管理が接続信頼性に大きく影響し、不適切な加工は接触不良や断線などの不具合につながる可能性があります。
本ページでは、ワイヤーハーネスの基本構造から電線サイズ、圧着技術、評価ポイントまで、関連する技術情報を体系的に解説します。
圧着品質の見方(引張強度・圧着高さ)
圧着部の良否は主に次の項目で判断します。合否の数値は端子・電線・適用規格で変わるため、代表的な確認項目と規格の所在を整理しました。
| 評価項目 | 見るポイント | 代表的な規格・基準 |
|---|---|---|
| 圧着高さ(C/H・クリンプハイト) | 端子品番・電線・工具ごとに最適値が決まる。低すぎると素線切れ、高すぎると保持力不足。断面と併せて管理 | 端子メーカー指定値/各社仕様 |
| 引張強度(端子保持力) | 「端子が抜ける前に素線が破断(ワイヤブレーク)」が理想。電線サイズ別に最小値が規定される | USCAR-21/JIS C 2805 等 |
| クリンプ断面(圧縮率・空隙) | 断面観察で圧縮率・変形・空隙・素線の配置を評価 | 各社仕様/USCAR-21 |
| 電圧降下・接触抵抗 | 圧着部の抵抗を測り電気的な品質を確認 | USCAR-21/各社仕様 |
| 外観(ベルマウス・素線はみ出し等) | 目視・寸法で圧着形状の妥当性を確認 | 端子メーカー指定/各社仕様 |
※圧着高さ(C/H)と引張強度の「万能な対応表」は存在しません(端子・電線・工具で最適値が変わるため)。具体的な合否値(引張強度[N]・C/H)は適用規格(USCAR-21・JIS C 2805 等)と端子メーカーの指定に従います。参考として USCAR-21 では電線断面積別に最小引張強度(保持力)が規定されています。当社は自社固定規格を持たず、お客様のご指定条件で実施します。
圧着部の引張試験・断面観察・電圧降下/接触抵抗評価などは受託で承ります。お問い合わせ・お見積りはこちら
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株式会社フォスターは、自動車部品(コネクタ・ワイヤーハーネス・圧着端子)を中心とした受託試験・信頼性評価を行っております。 環境試験、電気特性試験、機械的特性試験、不具合解析など幅広い評価に対応し、お客様の開発・品質保証をサポートいたします。
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